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プラムヴィレッジ日本語チャンネルオープン!
2020/4/1
コロナ禍が広がるフランスではプラムヴィレッジもクローズし、僧侶たちは院外活動や訪問者の受け入れを中止しています。シスター・チャイも来日ツアーの中止で日本でお会いすることができなくなりましたが、それではとオンラインでの活動に力を注がれ、YouTubeにプラムヴィレッジ日本語チャンネルを立ち上げてくださいました。
https://www.youtube.com/channel/UCcx4OAwbr4Y-bEd7p6OUHQQ
そして、このチャンネルで毎週日曜日に日本に向けてダルマティーチャーたちのQ&A法話を届けてくださることになりました。
【日時】毎日曜日 日本時間15:30~16:15頃
【視聴方法】上記のURLにアクセスしてください
シスター・チャイ、日本人初のダルマティーチャーに
2020/3/10
先日、プラムヴィレッジドイツセンターにて、シスター・チャイが日本人僧侶として初めてティク・ナット・ハン師から受け継ぐ法灯を授与され、ダルマティーチャー(プラムヴィレッジ公認の瞑想指導者)となられました。
シスター・チャイ・ニェム (釈尼真齋嚴)は、元マーラー室内管弦楽団のバイオリニスト。ティク・ナット・ハン師の教えと共同体の素晴らしさに感銘を受け、2009年日本人初の僧侶として出家されました。その修行期間の殆どを師に帯同し実践を積まれ、医療施設、刑務所、学校、企業にも招かれて活動。多才さと親しみやすさを併せ持ち、明快にやさしく、あらゆる立場の人々にマインドフルネスを伝えて来られました。2017年には河出書房新社から共訳書「愛する―ティク・ナット・ハンの本当の愛を育むレッスン」を出版されています。
授与式でシスターが自作の偈頌(詩)を詠まれました。
Let's go outside and play---
a midnight voice whispers
In the gentle glow of Snow Moon
Golden mimosas burst out in laughter
Embraced by silent pines,
the Time Being dances to the rhythm of flowing clouds
「あそぼうよ 夜中の声が 呼んでいる
雪月の 優しい光に 見守られ
笑い転げる ミモザたち
静かな松に 抱かれながら 有時は舞う
流れる雲の リズムにのって」
この 偈頌(詩)が生まれた夜、シスターチャイが得たインスピレーションや、この詩に繋がるタイ(ティク・ナット・ハン師)を始めとしたスピリチュアルな先生方との繋がりのお話など、ダルマティーチャーとなったシスターから直接聞ける機会を楽しみに待ちたいと思います。
法灯授与式の様子はWEBサイト「ティク・ナット・ハンの愛しのコミュニティ」にてご覧ください。(写真多数)
ティク・ナット・ハン師 タイ国での健診を終えて帰国
2020/1/10
ティク・ナット・ハン師は検診のための5週間のタイ国滞在を終え、1月4日にベトナムに帰国されました。以下はプラムヴィレッジからの公式発表です。
2020年1月4日
サンガの皆様へ
ティク・ナット・ハン師が検診のための5週間のタイ国滞在を終え、本日1月4日、ベトナムへ空路で帰国し、フエにある起源の慈孝寺へと戻られることを皆様にお知らせできますことを、たいへん幸いに存じます。
ティク・ナット・ハン師はお元気で、食欲も回復し、変わらずに強い精神力を保たれています。 カオヤイ国立公園近くに位置するタイ・プラムヴィレッジに滞在の間、ティク・ナット・ハン師は実践センターの静謐な雰囲気を満喫され、自身の共同体の14人の若い僧侶たちの得度式に出席することができました。
ティク・ナット・ハン師は慈孝寺の新本堂の改修工事完了を見届けることを心待ちにされており、今月後半の旧正月の祝賀行事に向け、母国へと帰国されます。
本年がサンガの皆様にとりまして、平和と調和ある一年となりますよう、お祈り申し上げます。
プラムヴィレッジ僧侶一同
原文:Thay returns to Vietnam after health check-ups in Thailand
(翻訳:ハートオブ東京サンガ 西田佳奈子)
サンガメンバーオリジナル曲「LOVE AND LIGHT」
2019/12/27
12/8のDOMで参加者のYukoさんがオリジナルソング「Love and Light」を披露してくださいました。
歌われているのは愛と光、平和、呼吸。
プラムヴィレッジのメッセージにぴったりとつながる、大変に美しい曲で、
歌声もすばらしく、いつまでも聞いていたくなるような珠玉の作品です。ぜひ以下のURLからお聴きください。
https://soundcloud.com/user-452125650
1.Love and light
オリジナルバージョン
2.Love and light(inst.+guide melody)
カラオケバージョン
3.Love and light(Relaxing ver.)
静かな音で聴きたい方のためのバージョン
歌詞
LOVE&LIGHT
日本語
[1]
嵐のあとの夜
月の光はとても明るく輝く
白い雪の下のばらのつぼみ
弱さを強さに変える
愛 光 平和 息をする
愛 光 平和 静けさ
[サビ]
愛と光
私の声を感じる
ハートの中の音
真新しい日
握りしめているものを手放そう
生まれたての赤ちゃんのような気持ち
私は知っている 愛を
私は知っている 思い出そう
[2]
雲が空を覆っている時でさえ
雲の上には日の光がある
全てはうまくいくから大丈夫
ただリラックスして、流れと共にゆこう
愛 光 平和 息をする
愛 光 平和 静けさ
[サビ]
私は愛 私は光
私はここにいる そのままの私
あなたは愛 あなたは光
あなたはここにいる そのままのあなた
私たちはここにいる そのままの私たち
ENGLISH
[VERSE1]
Moonlight shines so bright
in the night after the storm
Rose bud under white snow
Turn weakness into strength
Love Light Peace Breathe
Love Light Peace Serenity
[CHORUS]
Love and light
I feel my voice
The sound in my heart
Brand new day
Release it all
I’m feeling like a newborn baby
I know,I know,I know,
I know,I know the Love
I know,I know,I know,
I know,I know,Remember
[VERSE2]
Even when the clouds cover the sky
There’s sunshine above clouds
Everything’s gonna be alright
Just relax,Go with the flow
Love Light Peace Breathe
Love Light Peace Serenity
[CHORUS]
I’m love
I’m light
I’m here,Just the way I am
You’re love
You’re light
You’re here,Just the way you are
We’re here,We’re here,We’re here,
Just the way we are
ブラザー日光、タイの付き人に
2019/12/27
ベトナムに帰国されているタイ(ティク・ナット・ハン師)が健康診断のためバンコクに赴かれ、その後プラムヴィレッジ・タイランドに滞在されています。
そしてなんと、われらのブラザー・サンライト(タイランドでただ一人の日本人僧侶)がその間のタイの付き人の一人に任命されたそうです。
ブラザー・サンライトがプラムヴィレッジでの僧侶生活をつづるWEBマガジンでの連載で、ティク・ナット・ハン師のご様子、その付き人に選ばれた喜び、日本人の訪問者との交流などが生き生きと描かれています。以下のリンクからお読みください。
島田啓介さん✖藤野正寛さんWS@京都
2019/10/17
11/23・24に京都妙心寺で島田啓介さんのワークショップイベントが開催されます。
日常生活に当たり前にある「苦」から、目覚めへと向かう道を探求する2日間のワークショップとなるそうです。
23日には、マインドフルネスを脳科学で解き明かす研究者藤野正寛さんも登場され、午後にはキールタンの演奏も。
『苦と目覚め』 ~苦を超えてゆく道、マインドフルネスで目覚めへ
■日時 2019年11月23日(土)・24日(日)
■場所 京都市 妙心寺
1日だけの参加も可能だそうです。
詳細と参加お申込みはこちらへ。https://mezameru.peatix.com/
バンブーサンガのFacebookページができました
2019/10/17
Facebook内にバンブーサンガのお知らせを掲載し、みなさんと交流できるページを作りました。
https://www.facebook.com/BambooSangha/
いままではお知らせ事項がある時はこのホームページとメーリングリストでお知らせをしていましたが、新たにこのFacebookページも活用していきます。
メーリスに登録していない方、HPをご存じない方にもリーチできるツールとして、また他の関連イベントの情報などをタイムリーに告知できるツールとして活用していきたいと思います。シェア機能やコメントによる口コミにも期待しています。
Facebookユーザーのみなさま、ご興味を持っていただけそうなお友達にぜひお知らせください。
よろしくお願いいたします。
プラムヴィレッジ来日ツアーのレポート
2019/6/22
4/27~5/10にかけてのプラムヴィレッジ僧侶団2019来日イベントに参加された日本人ブラザー Br.サンライト(日光)が、日本滞在中のレポートを、過去に所属されていた「微笑みの風サンガ」FBページに寄稿されています。充実した日々の様子を、こちらのリンクからお読みください。
4/26 来日翌日、オフタイムの僧侶団が訪れたのは
4/27 Wake Up 若者向け瞑想会
4/28 教育者のためのマインドフルネス・デー 1日目
4/29 教育者のためのマインドフルネス・デー 2日目
4/30 平成最後の日に皇居に出かけた2人のブラザーは
5/1 プラムヴィレッジ日本・コアサンガ「気づきの日」
5/2 富士山への移動
5/3 富士山麓マインドフルネス・リトリート 1日目
5/4 富士山麓マインドフルネス・リトリート 2日目
5/5 富士山麓マインドフルネス・リトリート 3日目(写真のみ)
5/6 富士山麓マインドフルネス・リトリート 4日目(写真のみ)
5/8 日本伝統仏教者向けリトリート 1日目
5/9 日本伝統仏教者向けリトリート 2日目-1
5/9 日本伝統仏教者向けリトリート 2日目-2
ブラザーサンライトの連載「プラムヴィレッジの僧侶生活」
2019/6/22
出版社「サンガ」のWEBサイトに、ブラザー・サンライトがプラムヴィレッジでの僧侶としての生活、そして「戒律」について、4回の連載+特別寄稿で執筆をされています。
その中にはなんとタイ(ティク・ナット・ハン師)の恋という、驚きのエピソードまで。
ぜひご覧ください。
ラリー&ペギー・ウォード先生の瞑想リトリート
2019/2/26
米国在住のダルマティーチャー ラリー&ペギー・ウォード先生が、去年の秋に引き続き京都に来て、瞑想リトリートを指導してくださいます。両先生の人間力は本当にすばらしく、また新たな角度でティク・ナット・ハン師の教えを学ぶことができます。
今回のテーマは「瞑想による変容と癒し」
京都マインドフルネスセンターの主催で、申込受付中。詳しくは受付サイトへ。
https://insidethecaveofangels.peatix.com/
メディテーション・リトリートat 妙心寺
「Inside the Cave of Angels」
~メディテーションが人生にもたらす深淵なはたらき~
■日時:2019年4月20日(土)・21日(日)
■場所:京都市 妙心寺
■プログラム内容(予定)
・仏教に関する講義
・ガイド付き瞑想とマインドフルネスの実践
・運動とボディワーク(気功、太極拳、ヨガ等を)
・アートワークなど
ティク・ナット・ハン師の生涯を讃える展覧会レポート
2019/2/6
1/27~2/17の3週間にわたり、タイランド現代美術の発信地「バンコク・アート・カルチャー・センター」にて、タイ(ティク・ナット・ハン師)の「詩と書と本の展覧会」が開催されています。
〝ティク・ナット・ハン師 生涯を讃える〟と題された大々的な展覧会のようすを、プラムヴィレッジ・タイランドの日本人僧侶ブラザー・サンライトのレポートで。
自伝小説『師匠の法衣』
2019/2/6
プラムヴィレッジ・タイランドの日本人僧侶ブラザー・サンライトは、タイ(ティク・ナット・ハン師)の生涯を研究するクラスに所属されています。
ブラザーがタイの自伝短編小説『師匠の法衣』を日本語に訳されました。
故郷フエの慈孝寺と、自らの師匠である清貴和尚(釈真實 大老師)との思い出を綴った珠玉の小品です。
リンク先からお読みください
ブラザー・サンライトより、ベトナムのティク・ナット・ハン師の近況報告
2019/1/19
プラムヴィレッジ・タイランドの日本人出家 ブラザー・サンライトが、故郷ベトナムの慈孝寺に帰還されたタイ(ティク・ナット・ハン師)の元を訪れました。
私たちのサンガフレンドであるブラザーが大切なプロジェクトメンバーに選ばれ、タイのお傍近くで生きた教えを受け、タイのマインドフルネスの真髄を吸収しておられていることは、本当にうれしく、ありがたいことです。
タイの近況と共に、ブラザーが体験した深い、心を揺さぶるような出来事についてシェアしてくださっていますので、どうぞお読みください。
ティク・ナット・ハン師故国ベトナムへ永住帰還
2018/11/4
ティク・ナット・ハン師が、このほど祖国ベトナムに永住帰還を果たされました。
今後は自らが16歳で出家したフエの慈孝寺で日々を過ごされるとのこと。
動画 https://www.youtube.com/watch?v=sXmPOvrcp7k
以下はプラムヴィレッジの即日公式発表の日本語訳です。
プラムヴィレッジの即日公式発表の日本語訳が「ティク・ナット・ハンの愛しのコミュニティ」で読むことができます。
↓リンクをクリック
【UPDATE】ラリー&ペギー先生のイベント
2018/9/10
この秋、昨年に引き続き、米国在住のプラムヴィレッジ公認ダルマティーチャー ラリー・ウォード&ペギー・ウォードご夫妻をお招きし、3つのイベントを京都と東京で開催いたします。
お二人は、アメリカ国内だけでなく、メキシコやタイランドなどからも招かれ、リトリート、教育、講演、人生コーチを通じて、愛の心を培う実践を指導していらっしゃいます。
お二人の人間力はほんとうにすばらしく、昨年の来日ツアーは参加者のみなさんに深い印象を残しました。バンブーサンガのみなさまに、この機会にぜひ先生方の教えに触れていただきたくご案内いたします。どうぞご検討ください。
「ひろげよう、マインドフルな人間関係の”輪”!」
①9/28(金)~30(日)
マインドフルネス・リトリート in 京都
Seeing With Eyes of Compassion “やさしいまなざしで見つめる“
会場:関西セミナーハウス(京都市左京区)
自分自身・他者を思いやる心を養い、幸せに生きるための3日間のマインドフルネス・リトリートです。(29(土)~30(日)の参加も可能)
詳細・お申込みは特設サイトへ
https://www.kyotomindfulness.org/2018retreat
②10/6(土)10~17時
教育者のためのマインドフルネス・デー(東京)
Mindfulness in the Classroom and Beyond
会場:東京大学
長年マインドフルネスの実践を教育の中に取り入れる活動をされてきた両先生から、子育てに必要なマインドフルネスを学びます。教育・子育てに関心のある方すべてが対象です。
詳細・お申込みはこちらへ
https://mindfulness-in-the-classroom.peatix.com/
③10/8(月)10:30~17:00
1Dayリトリートat 妙心寺 (京都)
Growing our Heart as Wide as the World “ひろげよう、私たちの心を世界のように!“
会場:妙心寺(京都市右京区花園)
どうすれば自分に優しく語りかけ、自分と友だちになり、自分を愛することができるのか、自分自身へのコンパッションの育て方を学びます。
詳細・お申込みはこちらへ
https://larryandpeggyward2018.peatix.com/
お問合せは京都マインドフルネスセンターへ、どうぞお気軽に
「私と世界を幸福で満たす食べ方・生き方」
2018/8/21
2011年に刊行されたティク・ナット・ハン師の「味わう生き方」が、構成も新たに、訳も大幅に改定してサンガ(株)より復刊されます。食を中心として、人間にとって、さらに世界全体にとって真の健康とは何か?を問う、ハーバードの栄養学の専門家との共著です。
https://samgha.co.jp/shop/products/detail/857
食事、運動、ダイエット、呼吸、瞑想、共感とつながり――
「仏教思想」と「現代栄養学」にもとづく豊かなライフスタイルが、
あなたの中のポジティブな種子を成長させてゆく。
「今、この瞬間」を味わうマインドフルな暮らしが、
体と心への理解を深め、人類や社会を平和に変える。
(案内文より)
ラリー&ペギー先生の京都リトリートが今年も
018/6/17
昨年9月に実施され、大好評を博した ラリー&ペギー・ウォードご夫妻のリトリートが今年も京都で実施されます。
マインドフルネス・リトリート in 京都 Mindfulness Retreat “広げよう・マインドフルな人間関係の輪“
日時:2018年9月28日(金)14:00~9月30日(日)15:00 2泊3日
会場:関西セミナーハウス・修学院きらら山荘
http://www.kansai-seminarhouse.com/
〒606-8134 京都市左京区一乗寺竹ノ内町23
脳科学にも造詣が深いラリー先生の法話はロジカルで刺激に富み、圧倒的な存在感ですべての人を瞬時に惹きつけてしまいます。また、長年教育やカウンセリングに携わってこられたペギー先生は、限りない包容力でその場を安全・安心な場所に変え、参加者の心を自然に開かせていきます。
今回のテーマは「人と人との関係」。マインドフルなリレーションシップのありかたについて学びます。
通訳はティク・ナット・ハン師の著書を数多く翻訳し、ご自身もマインドフルネスの指導者として大人気の島田啓介さんが務めてくださいます。ご関心をお持ちの方にぜひご参加いただきたく、ご案内いたします。
早期のお申し込みには早割もあります。ぜひお早めに!
詳細とお申し込みは以下の専用サイトへ
http://mindfulrelationships2018.peatix.com
お問合せは主催の京都マインドフルネスセンターへ
smile@kyotomindfulness.org
“シスター・チャン=コンが語る ティク・ナット・ハン”
2018/6/17
タイ(ティク・ナット・ハン師)の第一の弟子であるシスター・チャン=コンが、脳溢血に倒れられてからの師のご様子について、そして共同体の未来について、インタビューに答えて語られています。
ハート・オブ・東京サンガのHPに日本語訳が掲載されています。
「ティク・ナット・ハンの般若心経」出版
2018/4/6
ティク・ナット・ハン師が心血を注いで改訳された「般若心経」の日本語版がついに刊行されました。仏教のエッセンスというべき経典が、深い智慧と慈悲の言葉で解説されています。
翻訳は馬籠久美子さん、翻訳協力にゆとり家の島田啓介さんが携わっておられます。
般若心経は、私たちがもっとも親しんでいる仏教経典のひとつで、解説書もたくさん刊行されていますが、なかでもティク・ナット・ハン師の解説は、現代人に般若心経の教えをわかりやすく伝えるものとして有名です。
最初の解説は一九八八年に出されましたが、ティク・ナット・ハン師は二〇一四年に、誤解を招きやすい箇所に新たな解説を加えました。その内容は「空」の意味をより明確にしたものですが、それを反映したのが本書The Other Shore: A New Translation of the Heart Sutra with Commentaries です。
また後半には、ティク・ナット・ハン師がアメリカの刑務所で行った法話の記録Be Free Where You Are も収載しました。マインドフルネスについてわかりやすく語られていますので、あわせて参考にしてください。
本書が般若心経をより深く理解するためのお役に立てれば幸いです。(野草社編集部)
プラムヴィレッジ僧侶4名が京都へ
2018/3/16
4月末からスタートするプラムヴィレッジ僧侶団 マインドフルネス来日ツアーのプレイベントとして、4月中旬から4人のブラザー/シスターが日本各地(関東、名古屋、京都、福岡、熊本 等) へ赴き、マインドフルネスのイベントや映画上映会などを開催します。
4/15には京都で、ワークショップと映画「Walk With Me」の上映会が行われます。
来てくださるのは
プラムヴィレッジの僧院長 タイ・ファップ・フー、
ベトナム系アメリカ人のダルマティーチャー シスター・ラン・ニェム
インドネシア人ダルマティーチャー ブラザー・ファップ・トゥ
通訳の日本人尼僧、シスター・チャイ・ニェム
プラムヴィレッジを代表するすばらしい先生方から直接指導いただけます。
富士山リトリートや関東でのイベントにご参加できない方も、ぜひこの機会にプラムヴィレッジの息吹に触れていただければと思います。
◆日時・会場◆
日時:4月15日(日)
【第一部】ワークショップ
13:30~17:00
会場:京都教育文化センター 京都府京都市左京区聖護院川原町4-13
【第二部】
トーク&プレミア上映会「WALK WITH ME」
17:15~20:00
会場:出町柳の映画館「出町座」 京都市上京区三芳町133
◆参加費◆
・第一部+第二部
8,000円 (3/31まで早割 7,500円)
・第一部のみ
5,500円 (3/31まで早割 5,000円)
※第二部の上映会のみご参加の方は、直接「出町座」でお買い求めください。(チケット代2,500円)
チケットの事前予約が可能かについても、「出町座」にご確認ください。
◆申込・詳細◆
さらに詳しい内容とお申し込みはこちらから https://miracle0415.peatix.com/
◆その他(ご案内)◆
15日(日)にご参加になれない方は、映画だけ見ていただく機会もあります。
4月16日(月)20:00~
※チケットの購入等については、直接「出町座」にてお願いいたします。(チケット代1,800円)
※16日(月)は、ブラザーとシスターは映画館には行かれませんので、トーク等はございません。
◆お問合せ◆
京都マインドフルネスセンター
smile@kyotomindfulness.org
映画「WALK WITH ME」と、他の地域でのプレツアーについては特設サイトをご覧ください
「プラムヴィレッジ僧侶団来日ツアー2018」詳細発表
2018/3/2
2014年から毎年、ゴールデンウィークの時期に開催されている『プラムヴィレッジ僧侶団 マインドフルネス来日ツアー』を、今年も実施いたします。
フランス・香港・タイランドから総勢12名のブラザー・シスターをお招きし、リトリートや研修会など6 つのイベントを行います。
プラムヴィレッジの僧侶たちと交流し、タイ(ティク・ナット・ハン師)直伝のマインドフルネスを学べる大変貴重な機会です。
学びと共に、タイの教えに共鳴する人々が集う場にいつも流れている、温かい癒しのエネルギーを体験していただけることと思います。
そして、そこから共に学び実践する仲間の輪がさらに広がっていけばこんなにうれしいことはありません。
詳しくは、以下の特設ホームページをごらんください。
「ティク・ナット・ハン プラムヴィレッジ僧侶団 マインドフルネス来日ツアー2018」
http://tnhsangha.wixsite.com/2018pvjapantour
開催イベントは、3泊4日の「富士山麓リトリート」①、および5つの専門プログラム②~⑥です。
① 富士山麓リトリート @富士緑の休暇村(山梨県) 5月3日(木祝)~6日(日)
どなたでも ご参加いただけます
② 医療・心理職者のためのマインドフルネス研修会@聖路加国際大学 4月29日(日)・30日(月祝)
ヘルスケアに関心のある方どなたでもご参加いただけます
③ 教育者のためのマインドフルネス・デー @早稲田大学戸山キャンパス 4月30日(月祝)
教育に関心のある方どなたでもご参加いただけます
④ WakeUp!若者向け1日瞑想会(東京) 4月28日(土)
10代~30代が中心ですが、どなたでもご参加いただけます
⑤ 日本人僧侶向けリトリート @總持寺(横浜市) 5月8日(火)~10日(木)
僧職の方が対象です
⑥ ベトナム・デー(東京) 4月28日(土)
在日ベトナム人の方が対象です
各イベントとも昨年のプログラムからさらに充実した内容となっておりますので、どうぞご期待ください。
昨年のツアーの様子はこちらのレポートをご覧ください。雰囲気がおわかりいただけると思います
http://tnhsangha.wixsite.com/2017pvjapantour/report2017-top
また、今年は来日ツアーに先駆け、プレツアーも開催いたします。
4月中旬より全国数ヶ所で、数名のブラザー・シスターと共にマインドフルネスのイベントや映画の上映会などを開催する予定です。
4/15(日)には京都で実施されます
(それについては別途お知らせします)
これらのツアーやイベントについて、お問い合わせは
バンブーサンガ bamboo.sangha.osaka@gmail.com
もしくは
全国サンガ・ネットワーク tnhsangha@gmail.com
まで、お気軽にどうぞ。
「プラムビレッジでの暮らし」についてのWEB記事
2018/1/2
WEBメディア「MYLOHAS」にティク・ナット・ハン師とプラムヴィレッジについての記事が掲載されました。
ティク・ナット・ハンとマインドフルネスの教え フランス、プラムビレッジでの暮らしとは?
タイ(ティク・ナット・ハン師)の原点「エンゲージド・ブディズム(行動する仏教)」について、
タイの説く「マインドフルネス」について、
そしてタイが開いた共同体「プラムヴィレッジ」で僧侶たちやプラクティショナーはどのように日々を送っているのかが、ハート オブ 東京・鎌倉・横浜サンガの西田佳奈子さんのインタビューをもとに綴られています。
とてもよい記事です。ぜひご一読ください。
ティク・ナット・ハン師の最新動画
2017/10/21
タイ(ティク・ナット・ハン師)の直近のご様子が動画公開されています。
今年のヴェトナム訪問や、タイランドでお弟子たちに囲まれて過ごされているいきいきとしたご様子をご覧ください。
ヴェトナム帰国時のティク・ナット・ハン師
2017/9/12
9年ぶりに故国ベトナムに降り立ち、故郷のフエを訪ねられたタイ(ティク・ナット・ハン師)の様子が「Mindfulness Bell」サイトにアップされています。
http://www.mindfulnessbell.org/news-updates/thay-arrives-in-vietnam
ティク・ナット・ハン師帰国についての公式発表
2017/8/31
9年ぶりにベトナム帰国を果たしたティク・ナット・ハン師の嬉しいニュースです :)
プラムヴィレッジ公式発表の和訳を掲載しています。
原文はこちら
<公式発表>
プラムヴィレッジ
2017年8月29日
各国プラムヴィレッジ・センター
各国実践センターとサンガ
親愛なる友人の皆様へ
本日2017年8月29日、現地時間午後12時35分、親愛なる私たちの師(ティク・ナット・ハン師)がベトナム・ダナン空港へ到着したことを皆様にお伝えできることを大変嬉しく思っております。これは2008年以来はじめてのベトナム訪問となります。
この数週間、タイ*は再び祖国へと帰ることを強く希望されており、私たちサンガがその願いを叶えられたことはこの上ない喜びです。この訪問でタイはご自身が1942年に出家修行を始められたプラムヴィレッジのルーツの寺院である慈孝寺(フエ)を訪れる予定です。
私たちの世界コミュニティの皆様が、タイを物質的にも精神的にも惜しみなく支え続けてくださったことに深く感謝申し上げます。皆様の継続的なご支援が、回復のための強さをはかり知れずタイに授け、この祖国帰還を可能にしてくださいました。
大いなる勇気と強さ、存在感を放ちながら、私たちの敬愛する師が共にあることがどれほど貴重なのかを、私たちは心に刻んでいます。そして世界中の教え子たちひとりひとりの日々の実践から、タイがエネルギーを受け取っていることを、私たちは知っています。
私たちがマインドフルに気づきの一歩を歩み、また気づきの呼吸で、私たち自身と、私たちの周りの世界に平和と喜びをもたらすとき、タイは私たちと共にあります。
ベトナム滞在期間中、タイの体調維持に配慮し、リトリートや公式行事は予定していないため、タイの目指すビジョンである“集合体としての目覚め~Collective Awakening”を引き継ぐ、私たちプラムヴィレッジのイベントにどうぞご参加ください。
現在2017年アメリカ・ツアー“Awakening Together, Healing the Ancestral Heart US Tour”(NY州、カリフォルニア州、ニュー・メキシコ州、ミシシッピ州)、イギリス・ツアーが開催されています。また世界のプラムヴィレッジ・センターへもぜひお越しください。
また、ベネディクト・カンバーバッチがナレーションをつとめるティク・ナット・ハンとプラムヴィレッジについてのドキュメンタリー映画『Walk Wiith Me 』が今月アメリカで封切られ、初上映完売となりました。現在、全米、ヨーロッパ、アジアでの上映が始まっています。世界コミュニティの皆様が、私たちのマインドフルネスの世界へといざなうこの映像的旅路を楽しんでくださり、またご友人たちと分かち合い、映画館を瞑想ホールへと変容するタイの目指すビジョンを現実のものへとしてくださることを願っております。
2007年、2度目のベトナム帰国時に、タイはこう語られました。
「私が僧侶となって65年が経つ中で悟ったのは、どんな宗教、哲学、イデオロギーであろうとも、兄弟愛・姉妹愛ほど崇高なものはない、ということでした。」
団結と、そして兄弟愛・姉妹愛が共にあるとき、すべてが可能であることを、タイは私たちに思い起こさせます。
愛と信頼をこめて、
プラムヴィレッジ僧侶一同
*ティク・ナット・ハン師の愛称、Thay
(翻訳文責 西田佳奈子/ハートオブ東京サンガ)
日本人僧侶ブラザー・サンライトの出家式にティク・ナット・ハン師臨席
2017/8/15
日本のサンガ発展のため活躍してくださっていた、微笑みの風サンガの宮下直樹さんが、正式にプラムヴィレッジの僧侶となり、プラムヴィレッジ・タイランドで修行の道に入られることになりました。
7月29日に開催された出家式にはタイランドで療養中のティク・ナット・ハン師がご臨席。
その様子が微笑みの風サンガのFacebookにて2回にわたってレポートされています。
https://www.facebook.com/wind.of.smile/posts/1511042138918607
https://www.facebook.com/wind.of.smile/posts/1515847335104754
レポートには出家式を見守るタイ(ティク・ナット・ハン師)のお姿も。
ほとんど公開されることのないタイの貴重な近影です。
タイの立ち合いのもと、宮下直樹さんは晴れてプラムヴィレッジの僧侶「ブラザー・サンライト」となり、ブッダとタイの教えを受け継ぎ世界のサンガとの架け橋となる道を歩みだされました。
その道を、自らの名前の通り明るい光で照らしてゆかれることを願い、日本のサンガの仲間より、心からの祝福を贈ります。
ラリー&ペギーご夫妻リトリートとワークショップ開催
2017/8/7
9月末~10月にかけて、京都MPGと琵琶湖サンガ、京都マインドフルネスセンターの共同主催により、米国在住のダルマティーチャー ラリー・ウオードとペギー・ウオードご夫妻のリトリートとワークショップが開催されます。
ラリーさんとペギーさんは、テイク・ナット・ハン師がプラム・ヴィレッジを設立した初期の頃からの在家の弟子であり、1994年にプラム・ヴィレッジ公認のダルマティーチャーとなられた方々です。
アメリカ国内だけでなく、メキシコやタイランドなどでもリトリート、教育、講演、人生コーチの指導をしている素晴らしい先生方です。
マインドフルネスの実践を始めたいと考えておられる方も、またさらに実践を深めたいと考えておられる方も、お二人が指導してくださる今回の特別なリトリートやワークショップの機会をお役立ていただけたら幸いです。
こちらのご案内サイトから、各リトリート、ワークショップへの詳細ページをリンクしておりますので、詳しくはそちらをご参照ください。
https://tnhsangha.wixsite.com/larryandpeggy
お問合せは smile@kyotomindfulness.org までお気軽にどうぞ
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①マインドフルネス・リトリート in 京都 ~マインドフルな人間関係の育て方~
長年にわたるお二人の「マインドフルな人間関係の育て方」に関する実践を、紹介・指導してくださる特別な機会です。
このリトリートでは、プラム・ヴィレッジの伝統に基づいた呼吸、食事、座る瞑想、歩く瞑想、深いリラクゼーション、ヨガなどの実践を通して、マインドフルな人間関係を培う様々な方法を学びます。
【日時】2017年9月29日(金)19:30~10月1日(日)2泊3日
※30日(土)から1泊での参加も可能です。
【場所】関西セミナーハウス(京都市内)
【詳細・申込】mindfulrelationships.peatix.com
②ビジネスパーソンのための レジリエンス×マインドフルネス ワークショップ
ストレス社会といわれる現代において重要とされる『レジリエンス』(折れない心)”は、トレーニングで高めることが出来ることが分かってきました。では、どのようにすればよいのでしょうか?
マインドフルネス・脳科学・レジリエンスの3つの要素を盛り込んだ、“自己の成長”と“幸福”のために欠かせない力を高める方法を学ぶ2日間のワークショップです。
【日時】2017年10月4日(水)、5日(木)19:00~21:00
※1日のみの参加も可能です
【場所】大学コンソーシアム京都 第4講義室 (京都駅すぐ)
【詳細・申込】resilience-mindfulness.peatix.com
③~琵琶湖のほとりで心を満たすワークショップ~ Day of Mindfulness
ボディームーブメント、アート、心理学を盛り込んだマインドフルネスの特別な一日
「仏教の教えを学ぶ際には、安全で、居心地が良い条件が最も重要」というペギー・ウォードさんによる、“女性的な教え方”を積極的に取り入れた、アットホームで温かく、自由で、活き活きとしたマインドフルネス実践会です。
【日時】2017年10月7日(土)11:00〜17:00頃まで
【場所】近江八幡休暇村(近江八幡)
【詳細・申込】dayofmindfulness.peatix.com
島田啓介さんと味わうマインドフルネス 『ブッダの瞑想』
2017/6/28
ティク・ナット・ハン師の著作を数多く翻訳し、「ゆとり家サンガ」の主催者としてマインドフルネスの教えの普及に尽力されている島田啓介さんのワークショップが京都で開催されます。
「ブッダの瞑想」をテーマとした3回シリーズですが、個別の参加も可能です。
マインドフルネス瞑想への理解を深めたい方、ブッダの根本的な教えに基づき実践を深めたい方におすすめいたします。
・日時:7月9日10:30~17:00
・場所:京都市妙心寺
・参加費(各会):9,000円(お弁当・お茶付)
継続でのご参加の方は、8,500円
内容詳細・お申込みはこちらへ
※島田啓介さんは、6/25・7/2再放送のNHK「こころの時代 禅僧ティク・ナット・ハン師」で、 個人インタビューと瞑想会の活動が紹介されました。
NHKこころの時代 再放送(6/25・7/2)
2017/6/23
2015年に放送され、大きな反響を呼んだ「こころの時代」3度めの再放送です。
今こそ多くの人に届いてほしいメッセージです。
NHK こころの時代 禅僧 ティク・ナット・ハン
第一回 「怒りの炎を抱きしめる」
6月25日(日)あさ5〜6時
再放送 7月1日(土) 午後1〜2時
第二回 「ひとりひとりがブッダとなる」
7月2日(日)あさ5〜6時
再放送 7月8日(土) 午後1〜2時
http://www4.nhk.or.jp/kokoro/x/2017-06-25/31/1810/2204175/
今回は、NHKオンデマンドで、見逃し視聴もできます。スマホアプリもあります。
https://www.nhk-ondemand.jp/
新刊「愛する」出版と記念イベント開催
2017/5/7
5月中旬に、ティク・ナット・ハン師の新刊「愛する」が刊行されます。
訳はシスター・チャイとハート・オブ・東京サンガの西田佳奈子さん。人を、世界を「愛する」にはどうすればよいか、タイの答えがわかります。
この出版を記念して、5/20に渋谷デイライトキッチンにて、プラムヴィレッジからシスター・ヒエンとシスター・チャイのトークイベントが開催されます。
くわしくはこちら
6月のリトリート、1泊2日での参加も可能になりました
2017/4/7
6月2日(金)から2泊3日で開催されるマインドフルネス・リトリート。
スタート時(金曜日)からの参加が難しい方のため、6月3日(土)から1泊2日のご参加も受付させていただくことになりました。
日本でアン・フーン&トゥご夫妻のファシリテーションが受けられる貴重な機会をより多くの方に届けたいとの思いからです。
土曜日からご参加の方は、10時半からのアン・フーンさんの法話に間に合うよう会場へお越しください。
(法話をお聞きいただくことがこのリトリートの大きな価値ですので、この時間に来られることをお奨めいたしますが、どうしても10時半にお越しになれない場合は午後のプログラム開始の13時までに会場にお入りください)
参加費は「一般」:38,000円、「子ども」:19,000円 となります。
アクセス方法など詳細はホームページをご覧ください。
http://bamboosangha.wixsite.com/2017kyoto
お問い合わせはお気軽にどうぞ。
リトリートでみなさまとお会いできることを心待ちにしています。
チーム・レインボー
welcome.mindfulness@gmail.com
アン・フーン&トゥご夫妻の京都リトリート HP開設&お申込み受付開始
2017/3/19
予告をしておりました、アン・フーン&トゥご夫妻の京都での2つのリトリートの受付が20日20時から開始されます。
詳しい内容について、特設ホームページがオープンしましたのでご参照ください。
∞∞ マインドフルネス・リトリート ~Peaceful Heart Joyful Step~∞∞
日 程:6月2日(金)~6月4日(日)2泊3日
場 所:あうる京北
http://bamboosangha.wixsite.com/2017kyoto
∞∞ インナーチャイルド・リトリート~The Art of Cultivating compassion and Happiness~∞∞
日 程:6月6日(火)~6月11日(日)5泊6日
場 所:あうる京北
http://bamboosangha.wixsite.com/2017kyoto-ic
ご夫妻の京都でのリトリートは昨年に続いて実現し、昨年同様バンブーサンガと京都MPGのメンバーによる「チーム・レインボー」が企画・運営を担当します。
3日間のマインドフルネス・リトリートは、大好評だった昨年とほぼ同じスタイルで実施されます。
もう一つのインナーチャイルドをテーマとしたリトリートは、アン・フーンさんの見守りのもと、6日間という時間をかけて内なる子どもと向き合います。日本でこのような機会はなかなか得られません。ぜひご検討ください。
こちらは昨年のリトリートの記録です。
http://bamboosangha.wixsite.com/kyoto2016
内容と雰囲気を感じていただけると思いますので関心をお持ちになった方はぜひどうぞ。
アン・フーン&トゥご夫妻の京都リトリートの予告
2017/3/9
ティク・ナット・ハン師の姪であるワシントン在住のダルマティーチャー アン・フーンさんとトゥさんご夫妻の2つのリトリートが6月に京都で開催されます。
∞∞ マインドフルネス・リトリート ~Peaceful Heart Joyful Step~∞∞
日 程:6月2日(金)~6月4日(日)2泊3日
参加費:48,000円
場 所:あうる京北(http://kyosemi.or.jp/)
∞∞ インナーチャイルド・リトリート~The Art of Cultivating compassion and Happiness~∞∞
日 程:6月6日(火)~6月11日(日)5泊6日
参加費:108,000円
場 所:あうる京北(http://kyosemi.or.jp/)
京都マインドフルネス・プラクティス・グループとバンブーサンガのメンバーからなる「チーム・レインボー」が運営事務局を担当します。
申込受付開始は3月20日、夜(20時ごろ)の予定です。
申込先、その他詳細は、準備が整い次第特設ホームページにて告知し、このニュースコーナーやフェイスブックでもご案内いたします。
ご興味を持っていただけた方は、続報をお待ちください。
プラムヴィレッジ僧侶団来日ツアー2017
2017/2/28
全国サンガネットワークのメンバーからなる「プラムヴィレッジ招聘委員会」は、今年もゴールデンウイークに、プラムヴィレッジ僧侶団をお招きし、富士山リトリートを中心にいくつかのイベントを開催することになりました。
5月3〜6日(3泊4日)富士山リトリート@富士緑の休暇村 (参加費¥56,000)
昨今のブームで、マインドフルネスという言葉を知る人は増えて来ました。一呼吸づつ実践を深め、日々の生活、人生のすべてを慈愛と智慧を育むことに捧げている僧侶たちとの直接の触れ合いは、本当に貴重で、多くの学びがあります。
本ツアーでは、他にも
4月29日:WakeUp!若者向け瞑想会
4月29日:ベトナムデー(在日ベトナム人瞑想会)
4月29〜30日:医療・心理職者のためのマインドフルネス研修会
4月30日:教育者のためのマインドフルネスデー
5月8〜10日:日本人僧侶のためのマインドフルリトリート
が予定されております。(いずれも東京)
今年は、昨年のアジアプラムヴィレッジに加え、フランスプラムヴィレッジのメンバーも加わり、よりバラエティーに富んだブラザー、シスターが来日します。是非多くの方々に、このマインドフルネスを深く味わえる機会を活かしていただきたいと思います。
※ティク・ナット・ハン師は来日しません
参加申し込みは3月1日 0時から受付けを開始しております
詳しくはこちらの特設ページをご覧ください。
映画「Walk With Me」サイトの日本語版
20017/2/2
3年に及ぶ取材を元に作られた、ティク・ナット・ハンとプラムヴィレッジのドキュメンタリー映画「Walk With Me:On The Road With Thich Nhat Hanh」の公式サイトに日本語版ができました。
この映画は3月の米国の映画祭に出品された後、世界で公開されますが、日本での公開は未定です。日本も含めた世界30ヶ国での上映を目指し、引き続き寄付を募集しています。
ティク・ナット・ハン師のメッセージがかつてなく必要な今、少しでも多くの人に届くよう、どうぞご協力をお願いいたします。
サンガジャパン別冊
2016/12/22
11月30日発売の サンガジャパン別冊3号(サンガ出版)に、ティク・ナット・ハン師のマインドフルネスの実践コミュニティとしてのサンガについて、ゆとり家サンガの島田啓介さんが執筆した記事が16ページにわたって掲載されています。
サンガとは何か、ティク・ナット・ハン師の言葉「21世紀のブッダはサンガである」とはどういう意味か、プラムヴィレッジのサンガの精神とは、国内サンガがどのように生まれ、成長していったか、どんな課題を乗り越え、今どのような活動をしているかを、ご自身もサンガの主催者であり、日本のサンガ発展に力を尽くしてこられた島田啓介さんが紹介しています。
幻となった2011年のティク・ナット・ハン師来日や、2015・2016年のプラムヴィレッジ来日ツアー時のいきさつ、米国のアン・フーンさんが日本のサンガのメンターになってくださった経緯などもわかり、充実の内容。サンガメンバーの声や、各地のサンガ活動の紹介もあります。
サンガとは、もともと「隠れ家・避難所」という意味があるそうです。絶対的に安全で、安心できる場所。どのような在り方でも受容される場所。個人がそれぞれ自分のままでつながり合い、そのつながりのエネルギーが大きな力となって世界を変容させてゆきます。そんなサンガのパワーの秘密がわかっていただけると思います。
サンガに興味のある方、ぜひ手に取ってお読みください。
そしてそのサンガのエネルギーを実際に体験してみたいと思われたら、ぜひお近くのサンガのミーティングに参加してみてください。いつでも歓迎いたします。
サンガ・ネットワークについて、詳しくはこちら
日本人ブラザーとシスターが新たに誕生!
2016/12/16
プラムヴィレッジに新たに日本人のシスター・ブラザーが誕生しました。
サンガの仲間のろみさん、ケイタさんが、1年弱の見習い修行の後、シスター・チャン・マイ・ディエン(梅田月尼)とブラザー・チョイ・ドゥック・バン(徳本天)として、出家の道を踏み出されました。
英語名はMoon over Field of Plum BlossomsとSky of Original Virtue。お二人ともとても詩的できれいな法名ですね。
プラムヴィレッジでただお一人の日本人だったシスター・チャイがとても喜んでいらっしゃいます。
お二人の歩まれる道にいつも気づきの花が咲いていますように。
(左から2人目がシスター・チャン・マイ・ディエン、一番右がブラザー・チョイ・ドゥック・バン。右から2人目がシスター・チャイ)
ティク・ナット・ハン師の新刊「イエスとブッダ」
2016/12/8
11月25日、ティク・ナット・ハン師の新刊『イエスとブッダーいのちに帰る』(Going Home, Jesus and Buddha as Brothers)がバンブーサンガの池田久代さんの訳にて春秋社より出版されました。1996年に出版された「生けるブッダ、生けるキリスト」(こちらも同じく池田さんが訳されました)の兄弟本というべきこの書は、1995~1997年のクリスマスの時期に行われたダルマトークの採録です。
http://www.shunjusha.co.jp/detail/isbn/978-4-393-33350-1/
キリスト教と仏教、二つの世界がタイ(ティク・ナット・ハン師)のシンプルで豊かな言葉で鮮やかに融合していきます。
池田久代さんのあとがきも充実です。
聖霊はマインドフルネスである!
「タイ(ティク・ナット・ハン師)は明言されます。本当のわが家は、どこか遠い場所にあるのではなく、私たちの暮らしの中にあると。
ホーリー・スピリット、マインドフルネス、神、涅槃、仏性こそが、私たちの本当のわが家です。
無条件に完全に神・涅槃に自己を明け渡すとき、最高の安心というわが家は私たちの内に確立するのです。」-訳者あとがきより
ティク・ナット・ハン師、タイランドのリトリートにご参加
2016/12/6
プラムヴィレッジ・タイランドの、シスターチゥニエムから、ティク・ナット・ハン師(タイ)が、今月プラムヴィレッジ・タイランドで行われる「コアサンガ・リトリート」に参加されるとのお知らせが届きました。
Dear all
there is a surprise for all of us
our teacher will come to Thailan on 10th of this month
for sure he will stay here for core-sangha retreat.
we are preparing to welcome him with happiness.
i let you know all so that we can be happy together
you can cc for others as well.
with regard
sr Trieu Nghiem
みなさん
誰もが驚いています。サプライズです。
12月10日、たしかに私たちの師タイが、ここタイランド・プラムヴィレッジにやって来られます。この地で、コアサンガ・リトリートに参加されるために。
幸せいっぱいで、私たちは、タイをお迎えする準備を始めています。
この幸せなビッグサプライズをともに、皆さんでシェアしてくださいね。
シスターチゥニエム(プラムヴィレッジ・タイランド)
翻訳:微笑みの風サンガ
【12/9追記】
プラムヴィレッジの公式サイトに、12/9にティク・ナット・ハン師がタイランドに向けて飛び立たれたとの記事が掲載されました。
http://plumvillage.org/news/thich-nhat-hanh-flies-to-thailand/
【12/11追記】
タイランドに無事に到着。大勢の門下の歓迎を受け、タイ・プラムヴィレッジに入られました。
ブラザー・チャン・フイとシスター・チャイのマインドフルネスの週末in長野
2016/10/30
11月25-27日、カナダのダルマティーチャー チャン・フイさんをお迎えし、長野の美しい自然に囲まれてマインドフルネスを体験するリトリートがハート・オブ・東京サンガ主催で行われます。プラムヴィレッジの日本人尼僧のシスター・チャイもオンラインでご参加。
ブラザー・チャン・フイは去年琵琶湖のミニリトリートに来ていただきましたので、ご存知の方も多いですが、気さくで人間味豊かなティーチャーです。
関東のサンガが主催ですが、知らない人ばかりでも何もご心配いりません。温かいサンガの雰囲気をきっとお楽しみいただけます。ご興味のある方、詳細やお申し込みはこちらからどうぞ。
マインドフルネス・神戸リトリート
2016/9/14
バンブーサンガメンバーで、アン・フーンさんのイベント時に通訳をしていただいている花岡千都子さんと、ゆとり家サンガのダーさん(島田啓介さん タイの著書の翻訳やマインドフルネス講師でご活躍)のコラボによるマインドフルネス・ワークショップ/リトリートが神戸で開催されます。
ダーさんによるマインドフルネスの講義が関西で聞ける貴重な機会。さらに今回はビオダンサという、南米発祥の音楽を使って心と体を統合するワークを取り入れます。
場所は六甲山の美しい自然に囲まれたセミナー施設「メープル六甲」。
詳細とお申込みはこちらから。
http://kokucheese.com/event/index/425945/
日時 / 2016年10月22日(土)15:00~23日(日)15:00
開催場所 / メープル六甲(兵庫県神戸市灘区六甲山町字北六甲4512−283)
定員 / 18人(先着順)
映画「Walk With Me」予告編
2016/9/8
タイ(ティク・ナット・ハン師)とプラムヴィレッジについてのドキュメンタリー映画“Walk With Me”の予告編が公開されています。
https://youtu.be/ne7-wnnWqFY(英語/本編公開未定)
3年以上に渡る史上初の内部取材でつくられたこの映画は、マインドフルネス(=“自己の注意をいまこの瞬間へともたらす実践”)の世界への映像的な旅へといざない、家族や財産もすべて手放してマインドフルネスという“アート”を、フランスの田舎のティク・ナット・ハンの修道院プラムヴィレッジで実践する人々の共同体の真の姿を理解する感覚的な作品に仕上がっているそうです。
エミー賞俳優のベネディクト・カンバーバッチがナレーションを担当。
「“Walk With Me”はティク・ナット・ハンの真髄、詩、深みをとらえた感動的ですばらしい映画であり、愛に満ちた偉大な作品」 ──オスカー賞2度受賞のアレハンドロ・イニャリトゥ監督
作品の公式サイト(英語)では、ニュースレターの登録や、この映画を世界で公開可能にするためのドネーション協力を募っています。日本での公開は未定ですが、ニュースレター登録数やドネーションの数で、公開地域が考慮されるそうです。
official website: http://walkwithmefilm.com/
and Facebook page:https://www.facebook.com/walkwithmefilm/
また新情報が出ましたら随時お知らせいたします
NHKこころの時代アンコール 禅僧ティク・ナット・ハン再放送
2016/7/26(8/1追記)
放送時間を追記しました(8/1)
昨年、NHKで放送されたティクナットハン師の放送が、再放送されます。
こころの時代アンコール 禅僧ティク・ナット・ハン
第1回 怒りの炎を抱きしめる 7月31日(日) 5:00 /8月6日(土)13:00
第2回 ひとりひとりがブッダとなる 8月7日(日) 5:00/ 8月13日(土)13:00
NHK Eテレ
ティクナットハン師「マインドフルネス」を説く世界的影響力のある禅僧ティク・ナット・ハンの教えに耳を澄ます2回シリーズ。
第1回は、紛争や差別などの「怒り」。【初回放送去年4月5日】
紛争や対立、差別などの「怒り」をどう変容させたらいいのか、波乱に富んだ人生からひもとく。真髄はブッダの教えに基づく「マインドフルネス(今ここに存在する自分に気づく)」。自と他の区別をなくすことで、怒りを静め、社会を変えることができると説く。原点は、ベトナム戦争。教えを受けた高僧の焼身や弟子の殺害に苦悩し、暴力で対抗せずに慈悲の境地に至る。そして、キング牧師と共鳴、国際社会を変革していく。
第2回は「自分を見失わずに生きる」【初回放送去年4月12日】
競争社会の中で、見失いがちな幸せや命への感謝。そこで、「マインドフルネス(今ここにいる自分に気づく)」により、立ち止まり、苦しみをも含め、自分を受け入れる。ひとりひとりがブッダとなり目覚めていくことの大切さを説く。そして、大切な人を失った現実をどう受け入れたらいいか、語る。「no birth,no death(すべての命は死ぬことなく、姿を変えて生き続ける)」。生死を超えた慈しみの世界を見つめる。
http://www4.nhk.or.jp/kokoro/x/2016-07-31/31/24806/2204175/
「シャンバラ・サン」ティク・ナット・ハン特集号日本語版公開
2016/7/26
2016年1月、アメリカの仏教実践者のための雑誌「シャンバラ・サン」(Shambhala Sun)は、ティク・ナット・ハンの業績を称える特集号を発行しました。
第一部で、ティク・ナット・ハンの勇気と慈悲の人生の歩み、第二部で仏教思想から環境問題に及ぶ彼の教えのエッセンス、第三部で世界に拡がるサンガ活動、そして第四部で詩人としてのティク・ナット・ハンが紹介されています。
琵琶湖サンガの幸泉久子・哲紀ご夫妻が日本の「シャンバラ・サン」の許可を得て全文を翻訳し、小冊子を作成してくださいました。
こちらからpdfがダウンロードできます。
また、バンブーサンガに多少の在庫がありますので、ご希望の方はお申し出ください。
ティク・ナット・ハン師の新刊『和解――インナーチャイルドを癒す』
2016/6/27
ティク・ナット・ハン師の新刊『和解――インナーチャイルドを癒す』が、磯崎ひとみさんの訳でサンガ出版から発売されました。
『怒り』『怖れ』に続く、心(感情のエネルギー)を変容させる
マインドフルネスの実践シリーズ、第3弾『和解』。
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内なる子ども(インナーチャイルド)を癒し、人と、そして自分自身と、真の友人となる。
私たちが内なる子ども(インナーチャイルド)を抱擁するとき、
それは両親や先祖の中の傷ついた子どもたちすべてを抱擁しているのです。
自分の内なる子どもを癒せれば、苦しみから解放されるだけでなく、誰であろうと、自分を傷つけたり虐げたりした人が解放されるのも手伝ってあげられます。
他者を虐げる人は、かつて虐げられたことのある犠牲者だった場合が少なくないからです。
ティク・ナット・ハン(本文より)
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株式会社サンガ出版
京都リトリート無事終了
2016/5/12
アン・フーン&トゥご夫妻をお招きしての「マインドフルネス・リトリートin京都」は、57名(満席)のご参加を得て、豊かな実りと共に終了いたしました。ご参加の皆様、ファシリテーター、通訳、ボランティアとしてご協力いただいた皆様、まことにありがとうございました。
リトリートの様子をこちらにまとめましたのでぜひご覧ください
http://bamboosangha.wix.com/kyoto2016
京都リトリート追加募集
2016/4/14
満席となっておりました、アン・フーン&トゥご夫妻による京都リトリートは、若干の増席が可能となったため、再募集を開始しました。どうぞこの機会をお見逃しなく。
詳しくは公式サイトへ
※画像をクリックするとチラシのpdfファイルがダウンロードできます
ティク・ナット・ハン師のドキュメンタリー映画
2016/4/6
ティク・ナット・ハン師を追ったドキュメンタリー映画「Walk with me」が今年公開されます(日本での公開は不明)
マインドフルネスの修行と普及に人生をささげるブラザー・シスターの穏やかで美しい日々が美しく描写されているとのこと。
ナレーションは「シャーロック」で名を馳せた英国の若き名優ベネディクト・カンバーバッチ。公式サイトはこちら
2016プラムビレッジ富士山リトリート、アン・フーンご夫妻京都リトリートのお知らせ(3/14追記)
2016/3/14
今年も、5月上旬に、プラムビレッジ僧侶団及び在家ダルマティーチャーのアン・フーン&トゥご夫妻をお招きしての国内リトリートの実施が決定いたしました。
前半は昨年と同じ富士山で、後半は京都で行われます。
◆富士山リトリート
1)日程 :5月1日~4日(3泊4日)
チェックイン: 1日午後
終了 : 4日正午ないし昼食まで
2)場所: 富士緑の休暇村(昨年と同じ場所です)
3)参加募集人数:160人
運営:プラムビレッジ2016招聘事務局
詳しくは公式サイトへ
◆2016マインドフルネス・リトリート in 京都
アン・フーン&トゥご夫妻に主導いただくリトリートです(僧侶団の参加はありません)
1)日時:5月6日(金)14:00:受付
~5月8日(日)16:00頃まで
2)場所:関西セミナーハウス(修学院きらら山荘)
http://kansai-seminarhouse.com/
京都市左京区一乗寺竹ノ内町23
運営:2016京都リトリート運営事務局「チーム・レインボー」
詳しくは公式サイトへ
お知らせとお詫び
2016マインドフルネス・リトリート in 京都は、3/9の募集開始からわずか1日で満席となり、3/10からキャンセル待ち登録を受け付けています。ここのみなさまへのお知らせが遅れたことをお詫びいたします。
枠拡大のための方法を色々模索しておりますので、お申込みができなかった方は、よろしければウェイティングリストへご登録ください。席がご用意できた場合、先着順でご案内いたします。
その他、お問い合わせは
2016 マインドフルネス・リトリート in 京都
運営事務局 「チーム・レインボー」
mail : welcome.mindfulness@gmail.com
タイ(ティク・ナット・ハン師)のご容体最新情報
2016/1/10
サンフランシスコでの療養を終え、タイがプラムヴィレッジに戻ってこられました!
プラムヴィレッジからの発表の原文はこちら
An Update on Thay’s Health: 8th January 2016
邦訳はこちら、「ティク・ナット・ハンの“愛しのコミュニティ” Beloved Community :)」より転載
<2016年1月8日 タイのご容体公式発表>
フランス、プラムヴィレッジ
2016年1月8日
各国プラムヴィレッジ・センター
各国実践センターとサンガ
親愛なる友人の皆さまへ
新しい年が明けると共に、タイはフランスのプラムヴィレッジのご自身の庵に戻ることをはっきりと希望されるようになりました。
この半年間の*UCSFのお医者様方による驚異的な治療とご配慮、そして多くの素晴らしい療法士の先生方の療法の賜物である現在の回復にタイは満足され、次はプラムヴィレッジへと帰宅し、家族としての集合エネルギーをもって回復することをタイは希望されています。
この決断にお医者様方も同意され、タイが危険なく渡仏出来る状態であると保証されました。タイに付き添う弟子たちのチームはこの先も24時間体制でタイのケアを続け、これからも最良の療法を探求していきます。
本日の午後(1月8日金曜日)タイが無事にフランスのベルジュラック空港に到着され、プラムヴィレッジのご自身の庵に、出家の弟子たちの歓待の歌と微笑みに温かく迎えられて帰宅されたことを、こうして皆様にお伝えできることを、私たちは大変嬉しく思います。
サンフランシスコ滞在中に、皆さまから頂いたタイと付き添う弟子たちへのあらゆるご援助と愛のこもったご寄付に私たちはこの上なく深く感謝しております。世界のサンガからの愛のこもった抱擁がタイの回復の道程の大きな進歩を可能にしてくださいました。
タイは励まされ、喜びいっぱいにプラムヴィレッジへと帰ってきました。大晦日にはタイは弟子たちと共に楽しくお祝いに加わり、微笑みながらハミングで歌に参加されました。この2、3日タイは最も人気の自詩のご自身による朗読の録音に、いきいきと耳を傾けています。
私たちは皆、タイがプラムヴィレッジへと帰ると決めたこのタイの直感を信頼しています。この先、プラムヴィレッジでは旧正月のお祝い、水仙祭り、出家式を控えており、タイがこのお祝いの数々を楽しめることを私たちはとても嬉しく思っております。
これからも私たちは共に実践し、私たちの先生を大切にし、自分自身を大切にし、今この瞬間を大切にして行きます。そうすることで、私たちは共同体として、そして姉妹・兄弟として、愛ある明るい未来を確実に築いていくことができるのです。
皆さまのタイへの応援のエネルギーに私たちは深く感謝しております。これからの新たに開くこの頁でも、引き続き皆さまが応援してくださいますよう、どうぞよろしくお願い申し上げます。
愛と信頼を込めて
プラムヴィレッジ僧侶一同
*タイ…ティク・ナット・ハン禅師
*UCSF…カリフォルニア大サンフランシスコ校
翻訳・訳注 Kanako (心慈覚/ハート・オブ・東京サンガ)
タイ(ティク・ナット・ハン師)のご容体最新情報
2015/12/26
サンフランシスコで療養中のタイの直近のご様子について、12/24にプラムヴィレッジから発表がありました。回復への強い意志のもと、弛まぬ努力でリハビリを続けられるタイの姿は、たとえ一語も発することがなくてもそれ自体が法話であり、教えとなっています。
発表の全文邦訳は以下の通り(ティク・ナット・ハンの“愛しのコミュニティ” Beloved Community :)より転載)
AN UPDATE ON THAY'S HEALTH: 24TH DECEMBER 2015;
FLOURISHING SANGHA BODY
フランス、プラムヴィレッジ
2015年12月24日
各国プラムヴィレッジ・センター
各国実践センターとサンガ
親愛なる友人の皆さまへ
欧米の私たちの僧院が毎年恒例の3ヶ月続く冬リトリート(冬安吾)に入ってから一ヶ月が経ちました。冬リトリートは僧院外で教えることを休み、90日間を通してマインドフルネスの実践を続けます。この精神でサンフランシスコでタイに付き添う弟子たちとタイも、早朝の坐る瞑想、歩く瞑想、静寂の食事、タイの法話のビデオ鑑賞、そしてダーマ・シェアリング(分かち合い)を含む冬リトリートの実践を開催しています。
毎日、タイはブラザーとシスターたちと共にすべての実践の参加を楽しまれています。共同体での実践がタイにとって精神的な滋養に欠かせない源となり、回復をあらゆる意味で助けていることが見受けられます。最近ではタイはずいぶん昔にイギリスで行った法話を最初から最後まで注意ぶかくご覧になり、頻繁に微笑んだり、まだ若いタイご自身が要点を指摘するたびにうなずかれていました。専門家によるとこうした活動は治療上、言語機能の回復に非常に役立つとのことでした。ですが、残念ながらタイの回復はそれほどはかどっておらず、未だに会話はできていません。
タイは私たちとの歌唱を続けており、良く覚えているプラムヴィレッジの歌を歌うたび発語がより明瞭になりつつあります。時にもどかしさを覚えても、タイが言葉を発することに大きな努力とエネルギーを費やしていることを、私たちは確かに目にしています。そして1月中は日常ベースでタイとのトレーニングに取り組んでくださる新しい言語療法士の先生が見つかったことを皆様にお知らせできることを嬉しく思います。加えて私たちはタイの回復のためにニューロフィードバックやコールドレーザー治療を含む、多くの画期的な神経可塑性治療の技法についてを探求しています。
タイはゴールデン・ゲート・ブリッジを眺めたり、植物園など、サンフランシスコの景勝地へ出かけて平和で幸せな瞬間を楽しみ続けています。また右足の矯正器具の補助のおかげで右半身の重心を右足へと載せはじめ、バランスをとったり立ったりすることが徐々に自分でできるように訓練されています。タイは毎日歩く瞑想をされ、理学療法士とそして専門指導を受けている付き添いの弟子たちとともに、日に数時間を歩んでいます。
タイの精神的な活力と強い忍耐、そしてこの回復を当初から主導してきた計り知れない意志の力に、私たちは感銘を覚えています。タイは同情ではなく実践に真価を認めることを私たちに教え、周囲の全員がマインドフルでしっかりとその場にあるか否かによく気がつかれます。私たちは、今のタイに備わっている条件を受け入れることを、タイの偉大な威厳から学んでいます。タイがいま備わるものを充分だとしていることが、タイのあり方すべてから見て取れるのです。しかしながら、これはタイの回復に向けて私たちがあらゆる手段を尽くすことや、タイが精勤な心身の再訓練をやめることを意味している訳ではありません。
タイの力強い書の一節が、私たちには思い起こされます。
「This is it. ──これこそがすべてである」
私たちはタイの回復を支える取り組みに、未来への怖れでも過去への悔恨でもなく、現在をあるがままに受け入れる実践を礎としていきます。タイはこの人間としての挑戦に取り組まれ、タイの精神的な継続*である私たちはどんな時もタイの味方です。私たちは自分自身が実践に最善を尽くし、タイのためにそこに在れることを理解しているがゆえに、平穏な心境であることができるのです。
タイの肉体的な回復は私たちの精神上の四要素の家族たち──出家男性/出家女性/在家男性/在家女性──の健康と繁栄と密に関わりあっていることを私たちは深く感じています。これは20人の若い男女が出家し『レッドウッド・ファミリー』として加わった最近の出家式にもよく現れていました。タイランドでは9人が、プラムヴィレッジではそれぞれアイルランド、フランス、オランダ、イタリア、インドネシア、オーストラリア出身の10人が出家しました。この新しい僧侶たちはタイのサンガの身*、そして教えと実践という生きた法身*の揺るぎない力強さに感銘を受けて出家を決めたのです。
一個の共同体としての私たちは、あらゆる面でタイの躰を大切にしているのです。深く観れば、タイはサンフランシスコのみにとどまっている訳ではなく、タイのサンガとしての身は、自分自身の中に、新僧侶ひとりひとりの中に、そしてすべての人の中に、あらゆる場所で少しづつ繁栄していることが分かります。タイのヴィジョンである次のブッダとしてのサンガの出現は叶いつつあるのです。
私たちの精神上の家族である皆さまへ。
あなたがどこにいても誠心誠意の実践を捧げて下さることに私たちは深く感謝しています。私たち一人一人がタイのサンガの身の細胞の一つ一つです。私たちそれぞれが自分自身という我が家へ、実践へ、そして愛する人たちへ立ち帰り、労わることがタイへの貢献となります。そして、これこそが私たち一人一人がいきいきと素晴らしく機能するタイのサンガの身と法身の細胞となる方法なのです。
私たちのためにそこにいて下さり、ありがとうございます。
私たちはあなたのためにここに在ります。
どうか皆様が平穏無事に年末年始をお過ごしくださいますように。
愛と信頼をこめて
プラムヴィレッジ僧侶一同
タイのご回復の公式発表は随時以下のサイトに投稿致します。
plumvillage.org(英語)langmai.org(ベトナム語) villagedespruniers.org,(フランス語) www.facebook.com/thichnhathanh (Facebook/英語)
*継続…受け継ぎ、継続してゆく身。承継身。
*サンガの身…実践コミュニティとしての身。僧身。
(プラムヴィレッジでは出家男女・在家男女すべてを含む。)
*法身…実践、ダルマの身。
(翻訳・訳注/Kanako (心慈覚) "ハート・オブ・東京サンガ")
ティク・ナット・ハン師の最近の動画
2015/12/11
脳内出血で倒れられてから、おそらく初めてのタイの動画がプラムヴィレッジのブラザーのFacebookにアップされています。
ブラザー・シスターたちのチャンティングに片手合掌で応えるお姿が映っています。
https://www.facebook.com/100000575630957/videos/1171422146220295/
ティク・ナット・ハン師、パーチェム・イン・テリス(地上の平和)賞を受賞
2015/10/28
ティク・ナット・ハンの“愛のコミュニティ” Beloved Community :) より転載
10月31日、ティク・ナット・ハン師がパーチェム・イン・テリス(地上の平和)賞を受賞します。ローマ法王の回勅を記念して設立されたこの賞は、世界平和と正義のために貢献した人物を賛えるために贈られ、過去にはキング牧師やマザー・テレサらが受賞。
~以下ニュース記事要訳~
共に平和と非暴力の実現を目指し、固い絆で結ばれたキング牧師がこの賞を受賞して50年目の今年、社会参画仏教と西洋でのマインドフルネス・ムーブメントの父として広く知られるティク・ナット・ハン師の受賞が決まった。後にノーベル平和賞も受賞したキング牧師はティク・ナット・ハン師を「平和と非暴力の使徒」として推挙、ティク・ナット・ハン師はノーベル平和賞候補ともなった。
自国ベトナムでの長きにわたる戦争に深く心を痛め、仏教徒たちが「僧院の中に留まり、黙想して生きることに忠実であるべきか、周りで苦しみにあえぐ人々を救うべきか」の決断を迫られた時代、ティク・ナット・ハン師は、仏の教えの第一の聖なる真実 『苦諦』 を「仏教の実践者として、苦しみを和らげるためには、時代の苦しみを直接担う必要がある」と結論付ける。
危険を冒し、戦争と洪水に苦しむ人々に船で食料を運び、ボート・ピープルの救済、停戦をもたらすために奔走。その後、青年社会奉仕学校を設立、戦争で破壊された村々を再建。その後も出家者・在家者がともに学ぶマインドフルネス修練のためのセンターを造った。
南北の両政府に和平を呼びかけ、パリ平和会議仏教代表。4年後の終戦合意(パリ協定)にこぎつけた。
和平のための活動が活発をきわめると同時に、暗殺が企てられ、フランスへの亡命を余儀なくされた。以降、自らの亡命生活を “西洋と東洋の政治的・精神的な和解への挑戦” と位置づけ、個人と社会をひとつとみなし、その共通の福利を目指し、内的な変容をもたらすことに人生を捧げた。
ティク・ナット・ハン師によると、
『内面的な変容とは、*マインドフルネスのエネルギーを解き放つことに始まる。
マインドフルネスを支えているのは、吸う息と吐く息の奇跡への一瞬一瞬の気づき。
マインドフルな呼吸・歩み・食事は、心を開き、思考の中枢を開放することのできる扉となる。
マインドフルネスの実践は、自己への理解と許しをはぐくみ、敵対する相手や地球をも含むあらゆる存在への傾聴と慈愛の行動を生み出す。
マインドフルネスはコミュニティ(共同体)として実せんされるとき、最も真価をあらわす。』
*マインドフルネス…正念、健全な気づき
1982年、プラムヴィレッジ設立。その後四つの僧院へと拡大、更にベトナムに二つ、アメリカに三つの僧院を構える。在家の人々が実践仏教の技術を学び、発達させる場所として機能している。ここでは慈愛を実行する教えを、傾聴をもって現実のものとしている。
その後も病で倒れるまで精力的に各地を巡り、人種差別の解決、ベトナム戦争の傷跡を癒すなど恒久的な世界平和のために尽力。最近では世界の奴隷問題と人身売買の収束を目指す会議に僧侶団を派遣。
「フランスの私の庵の祭壇にはブッダとキリストの像が隣り合って並んでいます。線香に火を灯すたび、自らの精神的な先祖として、私は両者に触れるのです 」(2013)
(The Catholic Messenger 10月22日付より/要訳・訳注 心慈覚)
タイ(ティク・ナット・ハン師)のご容体最新情報
2015/9/9
(ビラブド・コミュニティ Beloved Communityフェイスブックページより転載)
9月8日、プラムヴィレッジからタイことティク・ナット・ハン師の容体の公式発表がありました。2か月前の渡米直後には疲れがあったものの、集中療養が実を結び始め、タイは昨年の脳いっ血以来初めて言葉を口にされ、麻痺した右足には回復のきざしもあります。肉体的な制約に阻まれてもタイが人々をいまこの瞬間へと帰り命の神秘に触れるよう導き続ける姿勢はそのままです。"Realizing Thay's dream~タイの夢を現実のものへ" と題された9月8日付公式発表より、以下に全文日本語訳を掲載しています。 _()_
An Update on Thay’s Health: 8th September 2015(英語)
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《公式発表》
2015年9月8日
プラムヴィレッジ・フランス
全プラムヴィレッジ・センター
全プラクティス・センターと世界のサンガ
親愛なる友人の皆様
タイが脳いっ血の回復の集中療養を望まれ渡米されてから2ヶ月が経ちました。愛の共同体であるサンガの皆様からの信じ難い程のご支援のお陰であらゆる治療様式の中からタイに最もふさわしい医師・療法士の先生方に治療に携わって頂くことができました。皆様にタイが西洋・東洋・伝統医学、また代替医療の中から最も適した治療受けられていることをこうしてご報告できることを嬉しく思います。カリフォルニア大学サンフランシスコ医療センターの稀なる医療チームの監督とご支援によって、タイは毎日、鍼灸治療、理学療法、言語障害治療、整骨治療・ニューロフィードバックを施されています。
タイの高齢と脳いっ血の重症度、またさまざまな健康上の複合的問題から、回復は困難を極めています。理学療法を始めた当初、タイはご自身のためにつくられたプログラムに療法士の先生方と非常に熱心に取り組まれていました。私たちがタイの治療の準備していると、タイの様子からは喜びに満ちた決心が皆に伝わって来るほどでした。「タイ、理学療法の支度をしましょう」と私たちが声をかけると、「レッツ・ゴー!」とでも言うように、タイは拳を突き上げてほほえむのでした。
しかし、渡米直後のタイは、疲労と体調の辛さから十分に治療に取り組むことができてはいなかったのです。このため医療・療法チーム全体の先生方が協力され、良質な睡眠・注意力・快適さ・安心をタイが得て治療に取り組めるよう統合的なプログラムが組まれました。
最近での大きな進歩は、タイが免荷式歩行器を使っているとき、麻痺の右足がわずかに動作し始め、歩行運動の兆しを見せ始めたことでした。
また、この二ヶ月間でタイは3人の言語障害療法士の訓練を受けられました。この内の一人の先生との訓練で、タイは脳いっ血を起こしてから初めて言葉を話すことができたのです。この日は記念すべき日となりました。皆様とタイの最初の言葉をここで分かち合えることを幸せに思います。
In, out (吸う・吐く/数回)
Happy (幸せ/数回)
Thank you (ありがとう/数回)
“Vui quá” (とても幸せ/ベトナム語)
この時の様子はまるでガイド瞑想のようでした。皆が涙と笑いに同時にくれました。そしてタイもまた同様でした。
残念ながら、タイにここまでの言葉の進歩を助けてくださった言語療法士の先生は、サンフランシスコからは遠方にお住まいで3日後には帰らなければならず、その後のタイの進歩は多少勢いを失ってしまって、別の先生方との訓練を試みてみたものの、未だに当初ほどの著しい進歩はありません。私たちは週に何度かタイを訓練可能な、できればベトナム語に堪能な言語療法士を今もサンフランシスコで探しています。
治療以外にもタイは週に二回は浜辺を訪れ、美しい街並みやゴールデン・ゲート・ブリッジを眺め、自然と太平洋の空気に触れて、サンフランシスコ沿岸を楽しまれています。毎日タイは私たちに命の神秘を楽しむよう呼び覚まし続けて下さっています。私たちが今この瞬間に帰って来れるよう、タイはよく私たちに青空を指差してみせるのです。またタイは時々遊び心たっぷりに先生たちと役割を交代しています。ご自身の唇に指をあてて見せては、先生を『止まる』ように招く、といった風に。
こうした時、しばしばタイは先生がマインドフルに一杯のお茶を楽しめるように、私たちにお茶を用意をするように指示されます。ある時、療法士の先生のお一人がタイの傍らにひざまずいて窓の外を眺めて沈黙すると泣き出してしまわれたのです。この時がおそらくは人生で初めて本当の意味で止まって、空の青さを楽しんだ経験だった、と後でこの先生は話してくださいました。
またある時、タイの親友がお見舞いに来られて、愛する人の可能な限りの回復を望むという自然な願望と一瞬一瞬の中に深く生きようとする意志をどう両立できるのかを、ご自分の経験から、こう分かち合ってくださいました。タイとのあらゆる瞬間が“贈り物の瞬間”であり、私たちがするべくは、ただこの贈り物である瞬間を慈しむこと。タイが呼吸し、ほほえみ、青空を楽しむことのできるあらゆる瞬間は贈り物の瞬間であり、私たちが何も期待することなく、あるがままを穏やかに受け入れ、人生をこよなく楽しむために呼び覚ましてくれる贈り物であると。
これはヨーロッパと、また現在アメリカで大規模マインドフルネス・リトリートを続ける私たちが目指す精神です。実践する仲間の愛の共同体をつくることがタイの長い間の真摯な願いであることを私たちは知っています。そして何千もの仲間たちが集まり、勇気づけられ、よろこびを共にし、フランス、ドイツ、或いはいま5日間のリトリートを終えたばかりのニューヨーク州のブルー・クリフ修道院で、この夢を現実にしてきたのです。私たちは星空の下に坐る黙想で、また小川の傍や森の小道を歩く瞑想で強い集合エネルギーを生み出し、共に歌い、笑い、涙しては、共同体であることの奇跡を祝福してきました。このリトリートでタイの存在が私たちと共にここに在ることが、私たちにははっきりと理解できるのです。タイはサンフランシスコにのみ留まっているのではないのです。
それはちょうど、2009年、健康上の理由でコロラド・リトリートに来ることのできなかったタイが話された言葉通りに。
The presence of the Sangha carries Thay’s presence. Please let me walk with your strong feet, breathe with your healthy lungs and smile with your beautiful smiles.
“サンガの存在とはタイの存在を宿しています。どうぞあなた方の力強い足で私を共に歩ませ、健康な肺で共に呼吸をさせ、美しい微笑みで共に微笑ませてください。”
皆様がマインドフルな呼吸と歩みとやさしいほほえみで、実践を生かし続けてくださることに深く感謝申し上げます。私たちが共に集い、マインドフルネス・慈愛・洞察の強力な集合エネルギーを生み出すとき、私たちはタイの願う、共同体としての未来を現実のものにしているのです。平和と幸せと癒しを自分自身と世界へともたらすタイの功績を引き継いでいく道を私たちは共に見出していきます。
どうぞ今秋、アメリカでのプラムヴィレッジ・リトリートや催しにぜひご参加ください。
tnhtour.org
愛と信頼を込めて
プラムヴィレッジ僧侶一同
タイのご回復の公式発表は随時以下のサイトに投稿致します。
plumvillage.org(英語)
langmai.org(ベトナム語)
www.facebook.com/thichnhathanh (Facebook/英語)
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タイ(ティク・ナット・ハン師)のその後の健康状態について
2015/8/31
(微笑みの風サンガメールより転載)
先月もタイの健康状態についてご報告しましたが、その後もタイはさらなる回復に向けての強いご意志を見せ、渡米されました。
現在は、カリフォルニア大学サンフランシスコ医療センター脳卒中・認知リハビリテーション専門脳神経外科にて、集中リハビリ・プログラムを受けています。
昨年11月に倒れられた状況からすると、本当に驚くべき回復ぶりです。
以下はプラムビレッジ公式サイトの7/20付メッセージの翻訳です
(英語本文はこちら/English)
http://www.thichnhathanhfoundation.org/#!healing-thay/c1qgg
Healing Thay
2014年11月、脳卒中に倒れて以来、タイはめざましい回復を遂げてきました。タイの回復へのたゆまぬ努力と不断の決意は私たちすべてへのパワフルなメッセージです。
タイのリハビリはこれからカリフォルニア大学サンフランシスコ医療センターの脳卒中・認知リハビリテーション専門脳神経外科の名医のチームによって行われます。
これまでお世話になったフランス医療チームの皆様、とりわけボルドー大学病院の医師・看護団の方々に深く御礼申し上げます。タイの現在までの著しい回復は、この方々の愛情あるケアと高い職業意識、そして親切心の賜物です。
そしてこの先、アメリカの医師団のもとで、タイが最大限に回復されていくことを私たちは確信しています。これは私たちの師であるタイとプラムヴィレッジ・ コミュニティにとっての新たなスタートです。タイはこの先5~6ヶ月間、ロボット・リハビリテーションの革新的な最新の通院治療を含む集中療養プログラム と、運動機能回復のため専門家と共に訓練に専念することを医師団から薦められています。また、こうしたプログラムのない曜日には療法家を招き、自宅で訓練 をされる予定です。
この度渡米し、専門医療機関での集中リハビリ・プログラムに励むタイの希望は、多額の援助をしてくださった若干名の友人の方々のお陰で実現することができ ました。このタイの新たな旅路を皆様が共に歩んでくださいますよう、どうぞお願い申し上げます。タイは11月の脳卒中以来、大いなる勇気と決意を示し続け てきました。タイへの最良の医療援助を可能にするために皆様のご協力をお願いいたします。この何ヶ月もの間、数多くの皆様がすばらしいお手紙やカード、お 祈りを通して、タイへの感謝を伝えて来てくださいました。この溢れんばかりの皆様の愛に私たちは深く感謝しております。
現在、このタイの回復においての重要な段階で、私たちが医療費を捻出することができるよう、皆様からのお気持ちを実践的な援助に替えてのご支援も頂くこと ができれば幸いです。サンガ全体からの集合的な愛の形として、必要なだけの金額を募ることが私たちの願いです。皆様からのご寄付は金額のいかんに関わら ず、タイの回復のための大切なご支援となります。
現在タイのリハビリにかかる医療費が見積もられていますが、総額で数十万ドルにものぼる見込みです。皆様からのご寄付はタイが再び歩み、言葉を取り戻すために最良のサポートを得る、重要なご支援となります。
タイの容体の最新情報と皆様からのご寄付の目標額への進展は、引き続きこちらのページでお知らせさせて頂きます。ティク・ナット・ハン・ファンデーションを通じての米国からのご寄付は税金控除対象となります。
皆様のご支援に深く感謝申し上げます。
皆様と皆様の愛する方々が
心身ともに やすらぎと幸せと
軽やかさとともにありますように
タイの拓いてくださった このすばらしい実せんの道が
深い癒しと変容を 皆様ご自身ににもたらすものでありますように
愛と信頼を込めて
プラムヴィレッジ僧侶一同
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※ご寄付は以下リンク先ページのDonateボタンよりお願い致します。(英語)
Thich Nhat Hanh Foundation "Healing Thay"
http://www.thichnhathanhfoundation.org/#!healing-thay/c1qgg
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サマーリトリート&ドイツ・オランダリトリートのご報告
2015/8/25
(微笑みの風サンガメールより転載)
タイがこうしてアメリカで一歩一歩回復の道を歩まれている間、フランスのプラムヴィレッジでは、例年通り1ヶ月のサマーリトリートが開催されました。
このサマーリトリートそして、EIAB(ヨーロッパ応用仏教研究所)でのドイツ・オランダリトリートにも引き続きスタッフとして参加したサンガメンバーから、コメントが届きました。
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フランス プラムヴィレッジ・サマーリトリートを終えて...
「去年までのサマーリトリートではタイが太陽のように輝いていて、みんながタイという光を頼りにしてタイの方向を見つめていた。
この夏のサマーリトリートにタイはいなかった。
来る前は寂しい気持ちになるかな、と思ったけど全然そんなことはなかった。
タイの代りに色とりどりのダルマティーチャーたちの話が聴けた。
それはまるで夕方太陽が沈んで初めて夜空に輝く星々の存在に気づかされた感じ。太陽の輝く世界は美しい。でも星々の瞬く夜空もとても美しい。
今年の夏、私はブラザーやシスターたち、サンガの仲間たち、そして自分の中にいるタイと出逢うことができた。
タイは地球の反対側から『ほら夜空をみつめてごらん。ブッダはあなたの中にいるんだよ。』と私たちに教えを届けてくれた。 宮下直樹(サマーリトリート・スタッフ)」
上の文章は、先日シスターチャイが、FB「ティク・ナット・ハン マインドフルネスの教え」にアップしてくださったものです。
これはフランスのサマーリトリート最終週に、「シャンバラ・サン」というアメリカの仏教雑誌から私が受けたインタビューを、シスターチャイがぐっと何分かの一にまとめてくださったものです。
ここに書かれていること以外にも、数々の貴重な体験をさせていただいてきました。
JAPANツアー2015の素晴らしい成果は、世界中から参加者が集うフランスでも、またドイツでも、モナスティックたちの間にまでも、鳴り響いていました。
JAPANツアー以降盛り上がりを見せている日本各地のサンガ活動も、全世界を循環するマインドフルネス・コレクティブ・エナジーの大河の一滴となり、ダルマの教えにしたがって、ゆったりと、マインドフルに、流れていけたら!と思っています。
では、次回の「気づきの日」にて、落ち合いましょう。
※ 添付写真は、ナチスドイツの旧軍施設を、マインドフルネス・エナジーによって素晴らしい瞑想センターに変容させたEIAB(ヨーロッパ応用仏教研究所)での、オランダリトリートの風景です。
※【バンブーサンガ追記】リトリートのすばらしい写真はこちらで見られます
ティク・ナット・ハン来日招聘委員会インタビュー
2015/7/31
今年4-5月のプラムヴィレッジ僧侶団来日イベントを取り仕切ったのは、まったくの素人の有志ボランティアでした。
たった二人からスタートしたプロジェクトが大きな実を結ぶまでを関係者のインタビューで構成。
イベントに参加された方も、されなかった方も、スタッフメンバーの献身と奮闘の日々をぜひ知ってください。
http://blog.peatix.com/eventmanagement/case_study_of_tnh.html
ティク・ナット・ハン師、さらなるリハビリのため米国へ
2015/7/15
めざましい快復を見せて我々にうれしい驚きを与えてくださっているタイは、ご本人の意志により、体と言葉の機能回復のため、米西海岸の専門医療機関(UCSFカリフォルニア大サンフランシスコ校)に移られました。長時間の旅も無事に終えられ、飛行機からはご自分の足で降りられたそうです。UCSFでタイは最先端の専門医の指導のもと、5~6か月の集中トレーニングを受けられるとのこと。
その費用を支援するためのドネーションも呼びかけられています。
英語の原文はこちら
An Update on Thay’s Health: 14th July 2015
http://plumvillage.org/news/an-update-on-thays-health-14th-july-2015/
ドネーションはこちら (クレジットカードが使えます)
Thich Nhat Hanh Foundation/Healing Thay
http://www.thichnhathanhfoundation.org/#!healing-thay/c1qgg
全文和訳(ビラブド・コミュニティ訳)
《公式発表》
2015年7月14日
プラムヴィレッジ・フランス
全プラムヴィレッジ・センター
全プラクティス・センターと世界のサンガ
親愛なる友人の皆様
皆様への前回のお知らせ以降、タイはより明確な意思表示ができるようになり、更に集中的なリハビリを受けることを強く希望されました。タイは運動機能と言葉の回復に最善を尽くすことを固く決意されています。多くの回復プログラムの選択肢が提示された中、タイは渡米し、ご自身の症状に合わせた集中的なリハビリ・プログラムを受けることを選ばれました。
そして、タイが無事に7月11日午後、アメリカ西海岸に到着したことをこうして皆様にご報告できることを私たちは大変嬉しく思います。安全に最善を尽くすため、ご親切な友人の惜しみないご好意によって、タイは個人所有の小型機で渡米され、シスター・チャンコンをはじめ、今も24時間体制でケアを続ける弟子たちのチームがタイに付き添いました。タイのリハビリ・プログラムは、カリフォルニア大学サンフランシスコ医療センターの脳卒中・認知リハビリテーション専門の脳神経外科の名医のチームによって行われる予定です。
フランス医療チームのすべての菩薩様たち、とりわけボルドー大学病院の医師・看護団の皆様に、私達は今も深く感謝しております。タイの現在の回復は、この方々の愛情あるケアと高い職業意識、そして親切心の賜物です。渡米のための準備段階においては、タイの健康状態がフライトに耐えうるかの検査にまる一日を割いて下さいました。
この先、これからはアメリカの医師団の方々のもとで、タイが最大限の回復をされていくことを私たちは確信しています。これは私たちの師タイとコミュニティにとっての新たなスタートです。タイはこの先5~6ヶ月間、ロボット・リハビリテーションの革新的な最新の通院治療を含む集中療養プログラムと、運動機能回復のための専門家との訓練へ専念することを医師団から薦められています。また、こうしたプログラムのない曜日には療法士の先生たちと共に自宅で訓練をされる予定です。
渡米のフライトの間、タイはくつろいだ様子で、弟子たちの助けを借りて自ら進んで機内で歩くめい想をされ、また窓からの景色を楽しみ、眼下に過ぎゆく氷山を見つめられていました。着陸後は、ご自身の強い希望により車椅子ではなく自ら歩いて飛行機から降りて行き、満面の笑みで到着を喜ばれていました。
タイのひたむきさと強い決意は私たちへのパワフルなメッセージです。タイの心は私たちと実せんを決して諦めることはないでしょう。言葉で伝えることは叶わなくても、タイは実せんの真髄を身をもって伝授し、困難のときもサンガと共に在り続けています。
それぞれの暮らす場所で、また世界各地のプラクティス・センターのマインドフルネス・リトリートで、サンガへとつながる努力を新たにしましょう。心を開いて、私たちの愛する人たち、そしてささやかな思いやりを必要としている苦境にある人たちに手を差し伸べてください。私たちのすべてのマインドフルな歩みと呼吸が集合的な実践と協調となって、タイの治癒を支えることを私たちは確信しています。
タイの渡米の意思は、並外れて多額の援助をしてくださった若干名の友人の方々のお陰で実現することができました。このタイの新たな旅路にどうぞ皆様も加わってください。タイは11月の脳卒中以来、大いなる勇気と決意を示し続けてきました。タイを支える最善の援助のために皆様のご協力をお願い致します。この何ヶ月もの間、数多くの皆様がすばらしいお手紙やカード、お祈りを通して、タイへの感謝を伝えて来てくださいました。この溢れんばかりの皆様の愛に私たちは深く感謝しております。
そしてタイの回復においてのこの重要な段階で、私たちが医療費を捻出することができるよう、皆様のお気持ちを実践的な援助に替えてのご支援も頂くことができれば幸いです。サンガ全体の集合的な愛の形として、必要なだけの金額を募ることが私たちの願いです。皆様からのご寄付はどれ程ささやかなご金額であっても、タイの回復にとっての大切なご支援となります。
現在タイのリハビリにかかる医療費が見積もられていますが、総額で数十万ドルにのぼる見込みです。皆様からのご寄付はタイが再び歩み、言葉を取り戻すために最善の助けを得る、貴重なご支援となります。
ご寄付はどうぞこちらからお願い致します。
www.thichnhathanhfoundation.org/healingthay
この先タイの容体の最新情報と皆様のご寄付の目標額への進展は、引き続きこちらのページでお知らせさせて頂きます。ティク・ナット・ハン・ファンデーションを通じての米国からのご寄付は税金控除対象となります。
皆様のご支援に深く感謝申し上げます。
皆様と皆様の愛する方々が
心身ともに やすらぎと幸せ
そして軽やかさとともにありますように
タイの拓かれた このすばらしい実せんの道が
皆様ご自身に 深い癒しと変容を もたらすものでありますように
愛と信頼をこめて
プラムヴィレッジ僧侶一同
ティク・ナット・ハン師の記録映画(1998年制作)が視聴できます
2015.7.10
ティク・ナット・ハンの人物像と和平への真摯な活動を伝える映画『Peace is Every StepーMeditation in Action: The Life and Work of Thich Nhat Hanh』の予告編。仏プラムヴィレッジで撮影された、ティク・ナット・ハン出演、アカデミー賞俳優ベン・キングズレーによるナレーションの素晴らしい映像です。続きはネット上の仏教映画フェスBuddhaFestで期間限定(~8/2)で視聴できます。(有料・英語)
この映画のDVDはAmazon.comなどでも購入が可能です。(※リージョン1仕様)
ティク・ナット・ハン師(Thay)のご容体についての最新情報
2015.6.29
プラムヴィレッジから、タイのご容体の最新情報が届きました。普通なら考えられないほどの回復を見せておられるといううれしいニュースです。
(7.1追加)写真は、倒れられてから初めて届くタイのお姿です。今年6月のものだそうです。(クリックで拡大~フランスのサイトへ)
英語の原文はこちら
An Update on Thay’s Health: 28th June 2015
http://plumvillage.org/news/an-update-on-thays-health-28th-june-2015/
日本語訳(バンブーサンガ)
Thayの健康状態についての最新情報 2015.6.28
プラムヴィレッジ フランス
公式発表
プラムヴィレッジ プラクティスセンター各位
世界各地のプラクティスセンターとサンガ各位
親愛なる友人のみなさま
タイが4月にプラムヴィレッジの庵に戻られてから、引き続き回復の一途をたどっているとご報告できることを、大変うれしく思います。
タイは、毎日屋外へ出て、木の下で寛ぎ、花や鳥を愛でる生活をなさっています。小川のほとりのハンモックや、30年以上前にみずから植えた竹の林で、涼しい風を楽しみながら時を過ごしておられます。
来診される医師と看護師のみなさんが毎日タイに理学療法やマッサージ、鍼灸治療を施し、付添いの弟子たちが身の回りの世話を24時間行っています。
高齢にもかかわらず、タイの回復には目覚ましいものがあります。
タイは、ある日自ら「もう固形のたべものを嚥下することができる」と判断を下し、りんごを所望されました。そして、レモンとアボカドも。そして一口を呑み込む前に40回以上噛みしめて、大きな喜びをと共に一口ずつを味わわれたのでした。集中し、マインドフルネスと喜びをもって食物を味わいつくすその姿はみなに大きな感銘を与えました。その日から、タイは食事を自分で摂ることができるようになったのです。シスターたちは毎日タイのために愛と創意と滋養に満ちた食事を用意し、タイはそれを感謝とともに食されています。タイが普通の食事から栄養を摂れるようになるとすぐ、何の困難もなく栄養チューブを外すことができ、それも医師団を驚かせました。タイは微笑み、私達にも笑顔が満ち溢れました。
さらに最近のことですが、タイは弟子たちの歌に合わせて声を出すことができるようになられました。それは最初、このように起こりました。シスターの一人がベトナム語で「観世音菩薩・Nam Mo Bo Tat Quan The Am」のチャンティングを行ったとき、タイが突然最後のAm(オーム)の音を明瞭に発音されたのです。Amは「音」という意味を持っています。タイは周囲を見回し、その輝く瞳は「不可能なことなどないのだよ」言うかのようでした。それはとても感動的な場面で、その場にいた者はみな集い、タイと共にチャンティングを続けたのでした。その最初の「オーム」が発声された日から、タイは毎日なじみ深いプラムヴィレッジの歌をベトナム語、英語、フランス語に合わせて歌い、ハミングしておられます。メロディをつけて歌うことはもちろん、時には単語を発することさえもあります。歌詞の意味を示すかのように手を挙げ、明瞭に正しく発音ができるたびに、深い喜びと驚きを表されるのでした。
回復を決意したタイの並ならぬ意志の力は、セラピストたちにも大きな感銘を与えました。リハビリテーションにもっとも大切なのは本人の意志だと彼らは口をそろえます。
タイは体力とバランスと、もとの姿を取り戻すためのトレーニングに強い意志を持って臨み、何をしたいか、何をしたくないかをはっきり示されます。今は端正な姿でまっすぐに座ることができ、この3週間では、右半身に麻痺が残っているにもかかわらず、「歩くこと」を始められました。背後に一人、そして右側に足運びを介助するもう一人に支えられ、今では一日数回庭で歩く瞑想を行っておられます。一歩一歩に大きな努力を強いられながらも、その一歩一歩がタイにとっての大きな喜びと解放であることがわかります。その一歩は勝利の一歩であり、生命への力強い肯定であり、美しいこの地球に生きることへの喜びにほかなりません。
時に応じ、総勢150人の僧侶団が集まり、タイと共に歩く瞑想を行います。弟子たちの顔を見、歩く瞑想を先導するタイの幸福をわれわれは感じることができました。青空を、そよぐ竹を、ブラザーの笑顔を指さし、タイはこの瞬間を楽しみなさいと教えてくださるのでした。肉体の不自由さをものともせぬタイの勇気と決意、そして喜びは、健康な足で後に続く我々への教えそのものです。その一足一足を持って、タイは、どんな状況でもプラクティスを続けるという意志を示してくださいます。私は決して道を離れることはない。あなたたちもその道をたどり、命の不思議さすばらしさを味わいなさいと励ましてくださるかのようです。
この数か月にわたり、みなさんがタイとサンガに示してくださったご支援に厚く御礼を申し上げます。タイのために慈悲と祈りのエネルギーを届けてくださったこと、マインドフルにプラクティスを続けてくださったことに、深く感謝いたします。タイの病室に飾る子供たちの絵を送ってくださった方々、タイの治療のために寄付をしてくださった方々、ほんとうにありがとうございます。
プラムヴィレッジでは池の蓮が開き、プラムが実り始めると、サマーリトリートの季節です。1か月間、毎週800名の訪問者を迎えます。サマーリトリートは一年でタイがもっとも楽しみにしておられる季節。子供たちやファミリーを迎え、ダルマトーク(法話)は、タイの後継者のシニア・ダルマティーチャーたちが行います。午後の日差しの中、樫の木陰で、竹林で、ベランダで、たくさんの輪がそれぞれの思いを分かち合う光景が見られることでしょう。鐘の音とともに、今年もたくさんの心が開かれ、涙が流れることでしょう。
9年前、タイはこんな質問を受けました。
「今年あなたは80歳になりますね。いつかの時点で精神的指導者の立場から退こうという考えはありますか?」
タイの答えは、
「仏教では、教えは言葉ではなく、その生き方を持ってなされるものです。人生そのものが教えであり、メッセージです。私が坐り、歩き、食べ、人々と交わることができる限り、私は教え続けることができるのです。実際のところ、高弟たちに私の代わりに法話を行うように勧めてもいます。この2年ほどは、僧籍・在家に関わらず、ダルマティーチャー達にも法話を行ってもらっています。彼らの多くがすばらしい話をし、中には私よりずっと上手に話せるものもいます。彼ら彼女らの中に私の分身がいます。ですから私が引退していなくなってしまうということはありません。私は教え続けます。法話という形でなくても、私が坐る様子、笑う様子、サンガとの交流するそのありようによって、私は教え続けることができるのです。私はサンガとともにあることを望んでいます。話すことができなくとも、歩く瞑想、坐る瞑想、食べる瞑想に加わります。どうぞ心配なさらぬように。修行している人と共にいるだけで、人は何かを感じることができます。教えるために、言葉で話す必要はありません。自分の命をマインドフルに、深く生きる、それだけでよいのです。」
この言葉は、これからリトリートで何千人もの人を迎える私達の指針になりました。リトリートは、プラムヴィレッジで7月、ドイツEIABで8月、そして秋には米国で「マインドフルネスの奇跡ツアー」が行われます。どうぞ共に参加してください。
あなたの愛する人々がいま存在することに感謝を。
そして一歩一歩、喜びを持って共に歩みましょう。
愛と信頼とともに
プラムヴィレッジ 僧侶と尼僧一同
Plum Village サマーリトリート2015
2015.6.4
サマーリトリート2015 プラムヴィレッジ、フランス
*日本語通訳付き*
7月3日〜31日(一週間単位でご参加できます。)
お申し込みサイト:
http://plumvillage.org/retreats/info/summer-opening-retreat-2015/
日本語でのお問い合わせ:
プラム・ビレッジはボルドーから電車で小一時間、その美しい葡萄畑が世界遺産に登録されているサンテエミリオンのそばで、葡萄畑、ひまわり畑、牧草地にかこまれた美しい農村地帯にあります。
世界中から集まった仲間と一緒にコミュニティーの中でマインドフルネス(気づき)の実践を体験し、そのすばらしいエネルギーを味わってみませんか。サマーリトリートはシンプルで平和な生活を楽しみながら、内なる成長を育む場です。ゆっくりと「観つめなおす」時間をとることにより、自分自身の生き方も世界のあり方も変容されていきます。
プラムビレッジでの実践を通して、私たちの日常生活すべての場面で、マインドフルネス(気づき)を紡ぎ出すことができるようになります。一日をとおして、食事のとき、歩くとき、仕事をするとき、座禅するとき、または一緒にお茶を楽しむときの、そのすべてが瞑想の実践です。
プラム・ビレッジでの体験は体にしみ、日々の暮らしに戻られてからも、ご自分の内なる変化を感じられることと思います。
法話やシェアリングなどのアクティヴィティには日本語同時通訳がつきます。
サマーリトリートはお子さま連れも歓迎されますのでご家族でご参加ください。
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参加したいけれど、どうやって行けばいいのかわからない、個人で手続きする方法のがわからない、などお悩みの方、日本からもサンガの仲間たちが大勢参加いたします。ご相談に乗れますので、フォームからご連絡いただくか、掲示板に書き込んでみてください。
リトリートの様子については、フリーライター森竹ひろこさんの「プラムヴィレッジ滞在記」をご参考にどうぞ
Japan Tour 2015: photos & video
May 15, 2015
2015年4月28日~5月13日のジャパンツアーは、参加者のこころにたくさんの種をまき、数々の感動を残して終了。
ツアーの動画と写真がプラムヴィレッジのサイトに掲載されています。
http://plumvillage.org/news/japan-tour-2015/
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